ルーペを使用しての診療は、歯科医師だけの時代ではありません。
患者さんの歯を守る・残す。そんな重要な役割を担う歯科衛生士だからこそ、ルーペを使用することが大きな武器となる時代です。
今よりもさらにステップアップしたい、周りの歯科衛生士と差をつけたい!とお思いのみなさん、一度自分に合ったルーペを探してみませんか?
今回は、普段からルーペを使用している歯科衛生士の青柳春菜さんにお話をお聞きしました。
PROFILE
青柳 春菜(あおやぎ はるな)
2009年 行岡医学技術専門学校歯科衛生士科卒業/2014年新大阪歯科技工士学校夜間部卒業/2018年 Opearl Dental開設/2021年日本大学文理学部卒業
歯科衛生士として働く中での気付きから技工士を志し、卒後は衛生士業務に加えて院内でのデジタル技工を行う。先進的な分野だけでなく、母校では非常勤講師として基礎教育にも携わり、昨年、日本大学文理部も卒業。フリーランスとして幅広く活躍中。
ルーペで施術を行った時と裸眼では、結果が明らかに違う。
―ルーペの使用歴について教えてください。
青柳◆勤務した医院に歯科衛生士が共有で使える倍率2・5倍~3倍のルーペがあり、それがルーペを使うキッカケとなりました。
ルーペの倍率に慣れマイクロスコープを使うようになってからは、低倍率のルーペでは満足できずマイクロスコープを使う頻度の方が増えました。
歯科衛生士学校時代は、裸眼で実習していたので拡大診療に慣れるまで多少苦労しましたが、卒業して早い段階で拡大診療のできる環境で働けたことに感謝しています。
―ルーペを使うメリットを教えてください。
青柳◆当たり前のことですが、ルーペを使うと大きく良く見えることです。
たとえば、SRP(歯石除去)では歯肉縁下まで触ります。細かいところまで確認するのに裸眼では限界があり、指の感覚だけで除石するのは危険です。ルーペを使うと歯肉口を開けるところから拡大して見えるので、ルーペを一度使うと使わずに施術することが怖くなります。
またルーペに専用のライトを付けることで、さらによく見えます。ルーペを使うことで、セメント質まで取ってしまったり、歯肉を傷つけてしまったり、今まで気付けなかったことに気付けるようになりました。ルーペで施術を行った時と裸眼では、結果が明らかに違います。
またルーペを付けることで患者さんから信頼を得られます。
私はあえて患者さんの前でルーペを付けて、「このルーペを付けると歯が拡大されよく見えますよ、安心してください」と声を掛けています。
―青柳さんにとってルーペとは?
青柳◆身に着けていて当たり前、グローブやマスクなどと同じ感じです。
当然、使い捨ての感覚で扱う器具ではないため、器具を大事にする感覚も身に付きますし、ルーペで見て診療していると何より自信が持てるようになります。きちんと施術ができた時ははっきりわかりますし、できなかった時もわかります。何となくで終わらせないために拡大下で自分の技術を評価し、研鑽していく必要があります。
ルーペはその大きな味方になりますし、診療へのモチベーションも格段に上がります。
現在、SRPのコースを受講していますが、必ずルーペを持っていき、よりリアルな手技を身に付けられるよう頑張っています。
ルーペはなくてはならないものですし、長く使用するので、自分に合ったルーペを選ぶことは非常に重要だと思います。
Ciメディカルでは、さまざまな種類のルーペを取り扱っています。
自分に合ったルーペを見つけてみてください!
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倍率は低倍率と高倍率の2種類。
カラーはホワイト、ブラック、レッドからお選びいただけます。
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②すでにルーペを使用している方にオススメ♪青柳さんも愛用中!
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一般的なルーペは凸レンズのみで、縁に近づくほど光の屈折や歪みがでやすい。HEINEは凸+凹2枚構造のレンズでそれらを補正(アクロマティックレンズ)。また反射防止コーティングにより反射を0.3%以下に抑え、レンズのすみずみまで明るくクリアな視界を実現。
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