パクチーにから揚げ、発酵食、タピオカ…。最近では、バターやさつまいも、「生」スイーツが社会的なブームとなったことは記憶に新しいかと思います。

このような「食のトレンド」は、InstagramやTikTokといったSNS上で話題となることで、流行にまで発展することも珍しくはありません。近年ではZ世代を中心に、「1リットルコーヒー」や「10円パン」、「タンフル(フルーツ飴)」などの韓国発のフードニュースに人気が集まる傾向も見られます。
2024年はどのような食べ物や飲食形態に人気が集まることが予想されるでしょうか。

海外でのブームを逆輸入? 「グルメおにぎり」。

近年「ぼんご系」と呼ばれるふっくらおにぎり専門店が注目を集める中、次にくると予想されているのが海外発信の素材合わせだとか。クリームチーズやトマト、オリーブなどの食材でアレンジするのが特徴で、レシピサイトにも投稿数が増えています。
国内の「お米離れ」には歯止めがかかりませんが、「ご馳走おにぎり」や「進化系おにぎり」は専門店も増えています。
実際にフランスではおにぎり専門店が増えており、パリ五輪2024への注目もさることながら、食材に制限がある人や、動物性食品を食べないヴィーガンも手に取りやすく、海外でも専門店の増える「おにぎり」が食トレンドを賑わせています。

ポストさつまいもの呼び声高い、「とうもろこし」。

品種改良によって糖度を上げた品種や、白や赤、紫や黒といったカラーバリエが増えている「とうもろこし」は、最近フルーツ的な存在を増しています。
また、流行の発信地としてさまざまなブームを生み出している韓国では、とうもろこしが日本より身近な存在だそう。
他にも、キャラメリゼして、粉チーズをかけた「麻薬とうもろこし」や、江原道の名物「コーンラテ」、ホイップを用いたコーンピンス(とうもろこしかき氷)、タルト、カップケーキなど、「さつまいも」と同じくらいアレンジの幅のある「とうもろこし」に注目が集まります。

療養食から日常食へ変化、「アジアン粥」。

日本で古くから喫食されているお粥。中国・台湾・韓国など近隣諸国でもそれぞれ特色あるお粥が根付いていて、最近は日本でも各国のお粥を楽しめる店が増えました。
鶏ガラスープをベースに肉や魚介類を加えて炊く「中華粥(粥:ジョー)」。揚げパン「油條(ヨウティヤオ)」や肉そぼろ「肉鬆(ロゥソン)」をトッピングする朝ご飯の定番「台湾粥(稀饭:シーファアン)」。韓国ドラマにもよく登場する「あわび粥」も有名な「韓国粥(죽:ジュウ)」。
日本でも、2023年8月に味の素が販売開始したカップ入りのお粥「粥粥好日」を皮切りに、日常食へとアップデートされる提案から目が離せません。

まとめ

シカジョの皆様いかがでしたか?おうちご飯やお弁当レシピ、外食の選択肢の幅は増えましたか?

ご紹介した他にも、「ヌン活」や「タピオカ」といった今までの紅茶関連のブームから、「クラフト紅茶」、「英国式スコーン」の人気もさらに上昇の予感。
調理ロボットを採用するレストランや参加型や体験型飲食店も珍しくなくなり、コロナ禍で需要を伸ばしたテイクアウトやフードデリバリー、ゴーストレストラン、バーチャルレストラン、クラウドキッチンなどへの価値観にも変化がみられます。

食料不安の顕在化や物流問題による「食の2024年問題」によって、甚大な影響が懸念される食卓ですが、新しいアイデアや刺激を受けることで、皆様の食生活がタフで楽しく充実したものとなりますように。

Previous post 世界の歯のことわざを学び、目指せリテラシーアップ♪
Next post V3ファンデ新作「ブリリアント」お試しレビュー 乾燥が気になるエイジング肌の救世主!?